LGBTの祭典 プライドロンドン
皆さん、大変にお久しぶりです。
「ヨーグルトの記事以降更新していないね、、」とよく友達から指摘されていたので久しぶりに更新します。
先ず、何故記事を更新してこなかったのか言い訳をさせてください。
二つの仕事を掛け持ちしている為、普段は忙しいというのが主な理由ですが、夏のロンドンは日が長く楽しいイベントが多かったため、毎日ブログを書く暇が無いくらい目まぐるしい日々だったのです。
ということで一度書く習慣が抜けると、なかなかその習慣を取り戻すのは難しいもの、、、、
前置きが長くなりました。
今日は2019年7月6日(土)に行われたPRIDE LONDON について書いていきます。
先ず、PRIDEとは「セクシュアル・マイノリティのパレード」を指す言葉として、今日では国際的に認識されてきています。
簡単に説明すると、LGBTの文化を讃えるイベント。
世界各国の都市で行われるこのパレードですが、なんとロンドンのプライド・パレードはヨーロッパの中でも1、2位を争うほど大規模なパレードなのだそう。
ということで参戦してきました。
パレードを楽しむ基本のき!!!
それは場所取りです。
私は今年のプライドロンドンが初めてでしたが、去年も参加したという友人Nと一緒に参加しました。
その友人曰はく、パレードで行進している人たちがお菓子とか色々配ってくれるんだけど、スタート地点に近い方が、みんな気前よくいろいろ投げてくれるよ!とのこと。
ということでスタート地点に近いオックスフォードサーカス近くの薬局Bootsの前で1時間前から場所取りをすることになりました。
因みに、この日は町全体がお祭り騒ぎ。
どのお店もレインボーカラーの旗(LGBTのシンボル)を掲げていて、とってもカラフル。
私もプライマークで購入したレインボーTシャツを着てパレードに向かいます。
途中通りかかった洋服屋さんの‘next‘というお店では、フェイスグリッターの特別ブースを店内に設けていたので、顔にグリッターを塗ってもらいました。
しかもこれが無料だったのです!
そして、パレード最前列に余裕で場所取りに成功し、パレード開始までしばし待ちます。
パレードが始まると、バイクに乗った過激な衣装のゲイとおぼしき方々が現れて、パレードの一行を先導していきます。
ド派手な衣装に身を包んで、自身に満ち溢れて行進していく人々の姿を見るのは、予想以上に楽しいものでした。
しかも音楽がガンガンで、パレード参加者はノリノリ。観覧者もノリノリ。
とってもフレンドリーで、レインボーカラーのクレヨンで観覧者たちの腕に落書きしてきたり、カメラを向ければパフォーマンスしてくれたり、、
「観てないで、君たちも参加しちゃえー」と誘ってくれる方もいました。
しかし、ここで1時間も場所取りをした一番の理由は、パレードで配られるおみやたち。
PRIDE LONDONに協賛している企業が、いろいろな物品をパレード参加者たちに提供しているのですが、例えば大手スーパーのTESCOはラムネやHARIBOのグミ等を配ってくれました。
ディズニーはスターウォーズやミッキーの缶バッチを配ってくれたり、、、、
(やっぱり海外の大きい会社は社会的イメージを気にしてか、それとも先進的なのか、しっかりとLGBTのパレードを協賛するんですね!!素晴らしい。他にもイギリスの中央銀行や通信会社など名だたる有名企業が協賛していました。)
リップクリームやコンドーム等、本当にいろんな物がたくさん配られましたが、中でも最も多かったのはレインボーグッズ。
レインボーの旗、レインボーのクレヨン、レインボーのサングラス、レインボーのリストバンドなどなど。
このプライドを盛り上げよう、見てる人にも参加意識を与えよう、という意向なのでしょう。
友人Nいはく、この青いおじさん去年もいたそう。
因みに、X-MENシリーズやロード・オブ・ザ・リングの有名イギリス人俳優のイアン・マッケランもこのパレードに参加していましたよ!!!
最初は配られた旗とお花を身に着けて、パレードを見ていただけでした。
パレードの行進が進むにつれてグッズがどんどん増えていき、、、、
サングラス、お花、頬のシール、リストバンドなど、、、PRIDEグッズで身を包むこととなりました。
※腕にレインボーの線がクレヨンで書かれているのがお分かりでしょうか? これ、腕を延ばすと、パレード参加者が書いてくれるんです。
これは最前列か2列目かでは全く出来上がりが違います。笑
パレード参加者たちとの触れ合いも楽しいので、来年以降参加される方は絶対最前列をとることをお勧めします!
といっても、このグッズはこの日しか身に着ける場面が無いのが残念です。
これを機にヨーロッパ各地のPRIDEに参戦しまくるのもいいかも。。なんて思ったり。
真面目に感想を言うと、ヨーロッパはLGBTに優しい国で素敵だなと思います。
日本ではゲイやレズであることを隠して生きている人はたくさんいると思います。
ロンドンに来たとき、ゲイやレズが多いなーと思いましたが、それは割合の問題ではなく、ロンドンがLGBTに優しい場所だからこそ、みんな隠さずに生きられるのだろうな。。と思うのです。
日本もいつかそうなることを願っていますが、まだまだ難しいかもしれません。
あと10年で東京のゲイ・パレードに日本銀行、JAL、ドコモなどが協賛する日が来るとは思えません。
やっぱりイギリスって先進的な国だ。
赤ちゃんも参戦。かわいい。