ハリーポッターのロケ地を巡る旅 ~ハイランド編②~ ホグワーツ特急に乗ろう!
それではいよいよホグワーツ特急ことジャコバイト号に乗り込みます。
一つ前の記事の続編になりますので、ハイランド編①を読まれてない方は是非読んでみて下さい。
私の座った席は二等車でした。
中はいたって普通の電車でした。
二等車両の方は、4人席と4人席の間に通路が通っております。
前回の記事でも書きましたが、予約時に席の指定はできません。
私の席は、進行方向と逆向きの通路側。ちょっと残念な席でした。
そして一等車両の方はこんなかんじ。
それぞれ個室になっており、コーヒーカップやお皿が置いてありました。ドリンクや食事のサービスがあるのでしょう。
お菓子のいっぱい乗ったワゴンが、この通路を、通ってきそうです。
ワクワクします。
私の席のテーブルには、このようなチラシが置いてありました。車両Dにあるギフトショップと、電車の行き着く街マレイグにあるハリーポッター ショップの紹介です。
そして、各停車駅の案内と各駅の魅力を紹介しています。
上記案内にも書いてある通りですが、ここで一旦スケジュールをご説明します。
10:15 フォートウィリアム出発
10:45 グレンフィナン高架橋通過Glenfinnan Viaductという橋を渡ります。
10:58 グレフィナン駅で30分弱停車します。
12:25 マレイグ到着
そして14時10分に、マレイグからフォートウィリアム駅に向けて帰りの列車出発します。
このジャコバイト号は、1日に2回フォートウィリアムとマレイグ間を走っており、私が乗ったのは午前出発の列車でした。
午後の列車は、14時半ごろにフォートウィリアムを出発したと思いますが、記憶が曖昧です。改めてホームページを、見ましたが10時15分の列車しか、今は予約の選択肢に出てきませんでした。コロナウイルスの影響で本数を減らしたのではと思っています。
さて、いよいよ蒸気機関車ジャコバイト号は出発!!
ガタガタと揺れながら、ゆっくりゆっくり雄大なハイランドの景色の中を通り抜けていきます。
霧がかかってて、本当にミステリアスな雰囲気。
魔法の国の雰囲気があります。
ホグワーツの舞台に使われる理由がわかる気がします!
暫くすると、先程紹介しグレンフィナン高架橋にさしかかります。
この橋、ハリーポッター の映画を見たことある人が見ればすぐに分かるのではないでしょうか。
ハリーポッターの2作目、 「ハリーポッター と秘密の部屋」の撮影に使われた場所です。
ロンとハリーが空飛ぶ車でホグワーツ特急を探すシーンでは、この高架橋と雄大なハイランドの景色が背景に使われております。
最近、炎のゴブレットを見返しましたが、炎のゴブレットの作中にも、この橋出てきました。
高架橋を渡る際には、列車内から、下から手を振る人たちが見えます。
私の席は恵まれた席ではありませんでしたが、隣の席の方と譲り合いながら写真や動画を撮ることができました!
また、進行方向を向いて左側の4人席だったので、橋を渡る際には、比較的、橋の写真が撮りやすい位置でした。
グレンフィナン駅で降りると、バグパイプの音色がお出迎え。
スコットランドに来た!という気持ちになります。
演奏者の男性が履いているのはスカートではありません。
タータンと呼ばれるスコットランドの伝統衣装です。スコットランドの男性は、結婚式にお呼ばれした際に着たりもします。
スカートと呼ぶと怒られますので注意です。
30分弱ある停車時間中には、多くの人が駅の小さな博物館に行ったり、駅のトイレを利用したり、ジャコバイト号の車体を撮影したりします。
私は一人でこの電車に乗っていたのですが、隣には若い女の子が座っていました。
私の席の通路挟んでお隣には、その子のお母さんが座っており、私越しに会話をしていました。
グレンフィナン高架橋を過ぎたので、もう左の窓際に近い席に座っている必要もなかったので、グレンフィナン駅からは、その子のお母さんと席を交換しました。
そしてロンドンから来たという3人一家の座る席に参加。
ルービックキューブのアリゴリズムを語る少年と、ハリーポッター ファンの妹さんがとてもいい子たちでした!
私の隣には二人のお母さんが座っていて、ルービックキューブばかりやっている少年に対し、もっと窓の外に目を向けるよう促していました。
たしかに、窓の外は本当に素晴らしい景色でした!
厳しい雨風にさらされて荒く削られたスコットランドの雄大な大地が広がっているのです。
お母さんの気持ち、分かります。
【12時25分マレイグに到着】
そしてマレイグ駅につきました。天気はあいにく曇りです。
マレイグは港街で、ここからスカイ島へのフェリーも出ています。
列車は1時間45分ほど、このマレイグで停車し、14時10分には出発しますので、乗客のほとんどがこのマレイグでお昼ごはんを食べます。
私が選んだのはここ
The Tea Garden Cafe
なんともイギリスらしい名前です。
せっかくの海辺なので、海鮮を食べることに。
オーダーしたのはPrawn Sandwich
海老がぷりぷりで美味しかったです。パンもイギリスらしい歯ごたえのあるパン。
マレイグは小さな町で、レストランやカフェも少ないです。
どのレストランで食べるか予め下調べしておく方が良いかもしれません。
そうしないと、列車を降りた乗客たちで、どこのレストランもたちまち満席になってしまいます。
私は運良く、店内が混み始める前にオーダーを終えることができましたので、問題ありませんでした。
ランチを終えた後、小雨が降る中、マレイグの町を散策することに。
ジャコバイト号の車内にあったチラシにも紹介があった、マレイグのハリポタショップ。
ファンにはたまらないグッズがたくさん置いてありました。
ハリーポッターファンの姉にお土産を買いたくなりますが、ハリーポッターショップはロンドンにもあるし〜と思い、ここでは何も買わず。
店内はけっこう狭かったです。
まだ列車の時間まで余裕があったのですが、雨だったので屋内でアイスを食べながら港を眺めることに。
次回は折り返しフォートウィリアムに戻るのでは無く、ここからフェリーに乗ってスカイ島に行ってみたいと思います。
(またジャコバイト号に乗りたい)
そして再度ジャコバイト号に乗り込み、フォートウィリアムに戻ります。
戻る列車の中、小島の浮かぶ湖の横を横切る前に、車内アナウンスが。
ダンブルドアという単語が聞き取れましたが、わたくしちょうどトイレの中にいました。
急いで出ると、皆が窓から進行方向向いて左側の窓を一斉に眺めていました。
私も眺めてみます。
なんとなく見覚えのある島が見えましたが、たぶん見れたのは10秒間くらいでした。
後から隣の乗客に聞いたところ、ダンブルドアの墓のロケ地だよ、と親切に教えて下さいました。
悔しくも自分のカメラでその島を撮影することはできませんでしたが、肉眼で観れたので満足!
この島と湖の景色が車窓から眺めることができますよ。
エイット湖(Loch Eilt )という湖に浮かぶ島です。
Lochはスコットランド語で湖という意味。
この湖に沿ってジャコバイト号の線路が引かれており、島を見れのは一瞬ですが、湖の景色はしばらく楽しめました!
行きの列車でも通ったはずですが、アナウンスは無かったと思います。
帰りのみのアナウンスなのか、車掌さんの気まぐれなのかは謎です。
そしてフォートウィリアムに帰ってきました。
今回は駅から10分弱歩いたところにあるホテルに宿泊しました。
Imperial Hotel
朝食込みでGBP85.00でした。
天気が曇りのせいもあり、この写真だとなんだか廃墟のように見えますが、とても清潔で、スタッフもフレンドリーでよかったです。
WiFiも問題なく使えました。
お部屋はこんな感じ。
一人旅には十分です。
バスルームも綺麗。
シャワー室も綺麗です。
ホテルにチェックインした後、フォートウィリアムの街を散策。
やはりここにもハリーポッターファン向けのお店がありました。
ただの服屋かと思って入ったら、入り口付近にこの商品が。
スコットランドといえど、7月です。
ちょっと季節外れですが、ファンには関係ない。
きっと真夏でも売れるのでしょう。
やっぱり、ハリーポッターがイギリスにもたらす経済効果はすごいと改めて実感するのでした。
フォートウィリアムの街から見える海の景色。
さて夕飯ですが、、、、
前の晩はユーストン駅でサンドイッチやスナックを食べました。(記憶が曖昧ですが)
朝はハイランドブレックファスト。
昼は海老のサンドイッチ。
パンや洋食以外が食べたくて、アジアな味付けが恋しくて堪らなくなり、スコットランドまで来て中華料理屋さんに入ってしまいました。笑
頼んだ海鮮のラーメン。
これが不味かった。
やはり旅行中は、現地の物を食べようと心に決めました。
不味くても現地の物なら許容できます。
しかしスコットランドまで来て、中華料理を食べて後悔するなんて、悲しいです。
とは言え、これもいい思い出と教訓。
存分にスコットランド1日目を楽しんだのでした。
パート③ 最終編に続きます。
ハリーポッターのロケ地を巡る ~ハイランド編①~ ホグワーツ特急に乗ろう!
今回は、ほぼ1年前、2019年7月の旅行について記事を書きます。
ずっと書きたかったハリーポッターのロケ地巡りについて。
これは書き始めたら長くなるし、しっかり書きたいと思っていたので、時間のある時に書こう書こうと思っているうちに、なんと1年が経ってしまいました!
今回はスコットランドのハイランドへの旅です。
「スコットランドってどこ?」と思う方も意外と多いのですが、スコットランドとはイギリス、グレートブリテン島の北部を占める地域です。
イギリスに渡英する前から考えていた旅ですが、渡英から11ヶ月弱でようやく実行することができました。
何故、そんなに来てみたかったのかというと、ハイランドのフォートウィリアム(Fort William)駅から出発する ’’ホグワーツ特急‘’こと、ジャコバイト号(The Jacobite)に乗ってみたかったのです。
しかし、このフォートウィリアム(Fort William)、イギリスのかなり北にあり、ロンドンからは車で9時間もかかる場所なのです。高速バスもあるでしょうが、より時間がかかります。
あと、イギリスの高速バスは日本のバスよりもずっとサービスが悪いらしいのです。
私、イギリスでは、1,2時間以上バスに乗ったこともまだないので、ここで実際にどうだったかをお伝えすることはできませんが、定期的にサービスエリアには寄らないし、リクライニングにできる角度もかなり限られ、‘‘寝れない‘‘と、よく聞きます。
しかも月から金で働いていますので、行くなら土日で行かなければと考えておりました。
そこで今回利用したのが寝台列車!
カレドニアンスリーパー(Caledonian Sleeper)です。
寝台列車なら、金曜の仕事終わりに電車に乗り、土曜の朝に目的地に着くことができます。そして日曜の夜にまた列車に乗り、月曜の朝にはロンドンに帰ってくることができるのです。
カレドニアンスリーパーは、ロンドンのユーストン(Euston)駅からスコットランド行きの各駅列車です。
カレドニアンスリーパーのチケットはオンラインで事前に買いました。
私が購入したのは以下です。
Ticket type:Sleeper Solo Berth, Supplement only
金曜21:15 ロンドンのユーストン駅発 - 土曜09:55 フォートウィリアム駅着
日曜19:00 フォートウィリアム駅発 - 月曜07:47 ロンドンのユーストン駅着
金額は200ポンドでした。
これは、後で気づいたことなのですが、この金額は寝台列車のお部屋代のみです。
購入の際は、上記区間の列車代も込まれているか確認してください。
通常、お部屋代とチケットは一緒に購入可能です。
私の場合は、チケットを予約する時に、間違ってこのチェックボックスにチェックを入れてしまっていたようで、お部屋の代金しか支払っていませんでした。
チェックボックスにチェックを入れずに予約へ進めば、別途列車のチケットを購入する必要はありません。
既に列車のチケットを持っている方が、通常のシートから、ベッドのある部屋にアップグレードしたい場合に、チェックボックスにチェックを入れて予約へ進み、部屋代だけ支払えるようになっています。
私がこれに気づいたのは、なんと旅行が終わってからです、、
ジャコバイト号も人気なので、当日フォートウィリアム駅で購入することもできますが、事前の購入をお勧めします。
私が購入したのは、乗車日の3か月前の2019年4月6日。
(そんなに前もって購入する必要はありません、、)
ジャコバイト号は、フォートウィリアムからマレイグという港町を往復しています。
大人、往復、スタンダードクラスで、当時41.94ポンドでした。
Booking Feeの3.5ポンドも込みです。
https://westcoastrailways.co.uk/jacobite/steam-train-trip
ちなみに、ジャコバイト号の乗車券を購入する際に、窓際など席の指定はできませんでした。
2019年7月26日金曜の仕事終わり。
職場から20分ほど歩いた場所にあるユーストン駅へやってきました。
7月の金曜の夜は、駅も人で溢れておりました。
お菓子を食べながら、電車の時間を駅で待ちます。
余談ですが、これはイギリスで見つけた米菓子。ちょっとスパイシーな歌舞伎揚げという感じで、お気に入りです。
これをちょっと食べて、あとで電車の車内でも食べようと思っていましたが、美味しくて懐かしくて一瞬で食べ終わってしまいました。
駅構内の電工掲示板に、カレドニアンスリーパーの時間が表示され、気分も高まります。
当初、21:15発の予定だった列車は、Engineering Works by Netwark rail (線路の工事だったのでしょうか)の為、20:40に変更となりました。また、これに伴い、フォートウィリアムへ一本で行けるはずの電車でしたが、途中の駅で降りて、そこからバスに乗るようにと案内がありました。
1週間ほど前からメールで通知が来ていたので、これは承知の上でした。
また、当初はカレドニアンスリーパーの真新しい車両で旅行できるはずでしたが、導入が遅れている為、古い車両になりますという案内が出発の1か月前に来ました。
その為、一部屋につき20ポンド返金されることとなりました。
新しい車両が導入予定だったことも知らなかったので、往復併せて40ポンド返金になることに喜びました。。
そしてこれが寝台車両のカレドニアンスリーパー
やっぱり、なんだか古い?
何だか昭和感があります。
廊下が狭くて、まさに寝台列車という感じ。
自分のお部屋に入ってしばらくすると、スタッフの方がチケットを確認しに来ます。ドアをノックされるので、チケットを見せました。
この時、私のチケットはお部屋代(room supplement only)のみでしたが、スタッフの方もチラッと見ただけで気付かず、私も当時はそれが列車のチケットと信じていましたので、何の問題もなく、旅行ができてしまいました、、
お部屋の中はこんな感じ!
因みに、私が予約したのは、Solo roomなので往復共に1人部屋でした。
(チケットにsolo room と書いてありましたが、二段ベッドだったが故に、他の駅で誰かが乗ってくるのかもという不安が拭えず、上の段はほぼ使わずでしたが、、)
また、今思えば、もっと安い値段で相部屋にもできたのかと思いますが、なぜか1人部屋で予約していました、、、
予約する時にもう少ししっかり選択肢を確認すれば良かったと思いますが、1人は気楽だったので良しとします。
正面の窓の手前にある台を持ち上げると、洗面台になっていて、各部屋で、顔を洗ったり、歯を磨いたり、お水が使えます。(飲用ではありません)
実は、ここに洗面台が隠れていると気付いたのは次の日の朝で、前の夜は気付かず、わざわざ共有の多目的トイレ内で歯を磨きました、、
各ベッドには、このようなアメニティも置いてあります。
中には、カレドニアンスリーパーデザインのアイマスク、耳栓が入っていました。
また、こんなものも。
朝食のドリンク、希望の時間帯、そしてお部屋かLounge Carのどちらで食べたいかを選択します。
書き終わったら、それを外側の部屋のドアノブにかけておきます。
今回、線路の工事のため、フォートウィリアムには9:15ではなく、キンユーシー(Kingussie)駅に7時半頃着き、そこからバスに乗り換える必要があった為、かなり早いですが、朝食は6時半に希望しました。
場所はもちろんラウンジカーを希望。
移動中はぐっすり寝れました。
壁が薄いので、隣の部屋の物音や話し声は少し聞こえますが、そこまで気になりませんでした。
朝のラウンジ車両(Lounge Car)はこんなかんじ。
ラウンジという響きは、日本人の私にはゴージャスな場所を想像させますが、実際は、食堂車両という感じ。
手前にキッチンのようなコーナーがありました。
そこから出てきた男性のスタッフに、ハイランドブレックファスト、エッグロイヤル、ポリッジのどれが良いか聞かれました。
ポリッジはお粥のことですが、日本とは違い、米ではなくオーツ麦を使うようで、オートミールのような物です。甘くして食べるのが普通です。
この選択肢の中のエッグロイヤルがよくわからなかったのと、せっかくハイランドまで来たということで、ハイランドブレックファストをお願いしました。
じゃーん。
たまご、ハム、ソーセージ、トマト、マッシュルーム、、
要はイングリッシュブレックファスト。
と思ったものの、真ん中に黒い物体。
これは、ブラックプディングというソーセージの一種でした。
これはハイランドのあるスコットランドで人気な食べ物だそうです。
この時初めて食べましたが、塩気が絶妙で普通に美味しかったです。
朝食というより、ビールのお供という味わい。
朝ごはんを食べながら、窓からゆっくり眺めるハイランドの景色は本当に雄大で、とても美しかったです。
列車の旅にして良かったと本当に思いました。
朝ごはんを食べ終わり、部屋に戻ると間もなくKingussie 駅に到着というアナウンスが流れました。
荷物を持って部屋から出ると、廊下には列が。
体の大きい西欧人には、この廊下は特に狭そうです。
Kingussie 駅のホームです。
ここで降りた人たちの殆どが、バスに乗る人たちでした。
車掌さんもバスの場所を案内してくれたので、人の流れについて行き簡単にバスに乗車することができました。
鉄道会社が、路線工事に伴い手配しているバスなので、列車のチケットを持っている人は無料で利用できました。
バスで1時間ほど揺られ、フォートウィリアム駅に着きました。
9時頃に着いたと記憶しています。
ジャコバイト号(The Jacobite)は10:15発の為、まだ、待ち時間がありました。
フォートウィリアム駅には、カレドニアンスリーパーのラウンジがあります。
普通のお客さんは使えないようですが、私はSolo roomのチケットを持っていた為、ラウンジが利用できました。(おそらくSolo roomというのは、二等車、一等車両のクラスと思います。)
列車代払っていないのに、そんなことは知らない私は、ラウンジを利用できることに優越感を感じつつ入室。
ご自由にお取り下さい方式のお菓子たち。
スタッフがお茶も入れてくれました。ちゃっかりお菓子もとりました。
ラウンジにはシャワーもついており、カレドニアンスリーパーに乗った後や、乗る前に利用も可能です。
そうこうしているうちに、駅のホームが何だか騒がしくなりました。
ホームにジャコバイト号かやってきたのです!
私もすぐにラウンジから出て、出発前に記念撮影。
黒い車体と黒煙がかっこいい!
まさに映画で見たあのホグワーツ特急!!
ハリーポッター によって有名となりましたが、貴重なイギリスの保存鉄道の一つですのね、ハリーポッター に興味が無くても見る価値があるのではないでしょうか。
車体の一部はギフトショップになっています。
ここで感じたのはハリーポッター の偉大さ。
この駅に、この列車に乗りに来ている多くが観光客。
この鉄道も、ホグワーツ特急として撮影に使われていなかったら、売り上げも全く今と違うと思います。
本当にハリーポッター の経済効果はすごい。
これは一等車両です。
お茶のカップが置かれていて、どうやらティーサービスがあるようです。
私は二等車を予約したので、今回は残念ながらここには座れませんが、次回来ることがあれば絶対。
いよいよ、ジャコバイト号に乗り込みます。
つづく。
イギリスで犬を飼いたい
おはようございます。
今日はイギリスのわんちゃんについての記事です。
イギリスに来てから、犬を飼いたいという欲が沸沸と湧いてきました。
日本にいた頃は、あまり思ったことがありませんでした。
なぜ、イギリスに来てからそう思うようになったのか、今回記事を書くにあたって考えてみました。
理由1
イギリスのわんちゃんは賢い
これはあくまで個人的な意見ですが、イギリスの犬たちは賢いというか、人が多くいるところではあまり吠えないように思います。
よくトレーニングされているのか、公共の場でもとても静かでいい子です。
貴族の国では、犬の間にも自然とマナーが身につくのでしょうか、、
電車やバスの中でよく見ますが、本当にいい子にしていて、ご主人の元に座っています。殆ど吠えることもありません。
とっても可愛いです。
これは地下鉄に乗っています。
退屈そうですが、いい子にしています。
そもそも、日本で、こんなふうに犬が一緒に電車乗っているのは見たことがない。
ケージに入れていればokだが、そもそも日本ではこんな風に電車に乗せるのはNGなのでは?
(とてもわんぱくなわんちゃんもおり、過去には一度、駅の構内でおしっこしちゃった子も見たことはあります。)
つまり、私の中で犬のイメージが徐々に変わってきたのだと思うのです。
理由2.
広大な公園が近い
ロンドンは本当に緑が多い都市です。
公園や緑が占める割合は、土地のなんと47%にも及びます。
公園に行くと、リード無しで犬たちを散歩させている人達をよく見ます。
飼い主にボールを投げてもらい、全速力で投げられたボールを取りに走るわんちゃんは可愛いです。
私もボールを投げたくなります。
フリスビーしたり、
池で泳がせたり、
もし犬を飼っていたら、よりロンドンの緑を楽しめるだろうと感じます。
今はロックダウンの影響で、公園にお散歩やピクニックで週2、3回くらい行きますが、こんなに緑が多いので、毎日散歩に行きたいところです。
わんちゃんを飼っていれば、喜んで毎日お散歩に連れ出したい。
また、公園や緑地に出かけるのであれば、1人でお散歩したり、ピクニックするだけでなく、わんちゃんと戯れるような違った楽しみが欲しい。
そんな心境から、犬が欲しいと思うようになったのです。
とは言うものの、犬を飼うって大変だし、色んな責任が伴います。
この先も長くイギリスに住むのか分からないので、ロンドンで犬を飼える日はなかなか来なさそうです。
以上、ロンドンで犬を飼いたい私の心境報告でした。
ロンドンの新しい当たり前 コロナウイルスの影響について
道にも。
駅にも。
ロンドン ロックダウンの過ごし方
皆さんおはようございます。
この記事を書いているのはロンドンのロックダウンから89日目の日曜の朝です。
お天気はイギリスらしい曇りウェザー。
ロックダウン中何してるのとよく友人や家族から聞かれるので、今回はロックダウン中の過ごし方について書いていきます。
まず、ロックダウンになったとは言え、今の仕事は在宅ワークなので、週5日あります。
在宅ではありますが、朝9時から18時まで普通に働いているので、平日は特に今までの生活と変わりはありません。
朝起きてから支度して、通勤するという手間が省け、朝食をしっかり食べる時間ができました。
また、夕飯も18時に終業した後にすぐ料理ができるので、夕飯の時間はこれまで20時頃だったのが、19時頃に変わり、夕食後に映画やドラマを見る時間ができました。
お天気が良いと、夕飯を作って、近くの大きい公園に持っていって、外で食べたりもしました。
スーパーでスナック菓子を買い、i padに映画やドラマをダウンロードし、お菓子を食べながら外で映画を見て、アウトドアシネマ気分を味わったり、、、
日焼けが気になる人には出来ない過ごし方かもしれません。
イギリスの夏は日が長いので、6月の今は21時まで明るいです。
土日の過ごし方はというと、、
ロックダウンが始まって1ヶ月くらいは、毎週末、公園をお散歩をしていました。
下の写真はGolders Hill Park
ロックダウンが始まってから2回行きました。
土曜の昼から夕方まで歩き回りました。
お花が綺麗でした。
無料の小さい動物園のようなコーナーもあり、鹿やロバを見ることができます。
下の写真はPrimrose Hill
この丘を登るとロンドンのパノラミックビューが望めます。
とてもお気に入りの公園です。
最近はこの公園を突っ切って、Regent Canal沿いをランニングしています。
これはロックダウン直後の午前中で、人もそんなに多くありません。
しかし、ロックダウンが若干緩和された先月に行った時は、夜20時過ぎにも関わらず人がたくさんいました。
私もそうですが、皆、行くところが無いので、公園に来るしかないのです。
他には、ジグソーパズルを何年ぶりかにやってみたり、IELTSという英語能力を試すテストのテキストを買って勉強したりしています。
あとはクッキーを一度焼きました。
普段あまり作らない天ぷらやらトンカツなども何回か作りました。
ロンドンZooの近くを通り、フェンス越しに動物をチラ見したりもしました。
けっこうシマウマがしっかり見れます。
実は、ロンドンZooは先週の月曜から完全予約制かつ一方通行の見学ルートにて開園しています。
この週末行こうと思ったのですが、なんと爬虫類館は、屋内スペースのため換気の問題から、まだオープンを見合わせてるというのです。
私は、ハリーポッター 1作目の撮影に使われた爬虫類館に行くのが大きな目的なので、ぬか喜びでした、、、
私の過ごし方は、ほぼほぼ上記のような感じです。
日本も緊急事態宣言を解除したと聞きましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
コロナが落ち着くまで皆さん、健康に過ごしましょう。
ロックダウンとは
お久しぶりです。
完全にブログの存在を忘れかけていましたが、ロックダウン中に時間もできたので、久しぶりに投稿してみようという気になりました。
これを機に、またちょくちょくブログ再開したいと思います。
けっこうバックデートで過去のものも投稿できたらと思っています。
今日はロックダウンについて。
よく日本の友人からロックダウンってどう?イギリスやばいんでしょ?
って聞かれます。
なので、実際どんな感じか、お伝えします。
まず、3月半ばくらいから、コロナウイルスの感染者が徐々に増え、多くの企業では在宅ワークに移行したり、営業時間を短くするお店が続出してましたが、3月24日に政府の声明が出て以降、ロックダウンはスタートしました。
そもそもロックダウンって何?
訳すと都市閉鎖?
私の印象としては、都市閉鎖というより、人々の行動制限が発令されたという印象。
レストランやパブは営業出来ず、
バスや電車の本数は大幅に減り、
仕事は在宅ワークが絶対できない仕事以外は在宅ワークを強いられ、
必要な食料の買出し、通院、一日一回のエクササイズの為の外出以外は外出禁止。
一緒に住んでいる家族やフラットメイト以外と会うことは許されず、
もし上記の決まりを破ったら、罰金も課されるという。
かなり厳しい。
とは言え、実際にこれを完全に守っていた人々は少ないと思います。
お天気が良かったこともあり、ロックダウン直後、公園で多くの人がピクニックしているのを見ました。
冬は雨か曇りが圧倒的に多いイギリス。
快晴の日はとても貴重で、そんな日に人々の行動を制限するのは政府でも無理です。
前置きは以上とし、ロンドンの状況を写真と共にレポートします。
この写真は、ロックダウンの1週間前にピカデリーサーカスを通った時。
まだロックダウン前なのに、とても閑散としていました。
通常、中央のエロス像のある噴水の周りには多くの人が集まります。
待ち合わせ場所に使われたり、ストリートパフォーマーがいたり、賑やかな場所です。
勝手に、ロンドンのハチ公と思ってます。
これは、ロンドンのアビーロード。
英国の伝説的なロックバンドThe Beatlesのジャケット写真に使われたことで有名な横断歩道。
普段は、観光客で溢れ、横断歩道を渡る写真を撮ろうとする人で溢れていますが、ロックダウン直後は観光客どころか人の通りも少なかったです。
多くの駅が閉鎖され、2つ以上の電車のlineが通らない駅は閉鎖されました。
ロンドンの中心、オックスフォードサーカスの近くにあるCarnaby Street
普段はお買い物客で溢れていますが、とても静かでした。
こんなゴーストタウン化したロンドンの様子を見れるのは、貴重だし、たぶん今後二度とないかも。と思うと、ロックダウンの時期にロンドンに居られてラッキー。と思えました。
とは言え、早くロックダウンが終わり、旅行に行けることを願っています。
皆さんも健康には気をつけましょう。
LGBTの祭典 プライドロンドン
皆さん、大変にお久しぶりです。
「ヨーグルトの記事以降更新していないね、、」とよく友達から指摘されていたので久しぶりに更新します。
先ず、何故記事を更新してこなかったのか言い訳をさせてください。
二つの仕事を掛け持ちしている為、普段は忙しいというのが主な理由ですが、夏のロンドンは日が長く楽しいイベントが多かったため、毎日ブログを書く暇が無いくらい目まぐるしい日々だったのです。
ということで一度書く習慣が抜けると、なかなかその習慣を取り戻すのは難しいもの、、、、
前置きが長くなりました。
今日は2019年7月6日(土)に行われたPRIDE LONDON について書いていきます。
先ず、PRIDEとは「セクシュアル・マイノリティのパレード」を指す言葉として、今日では国際的に認識されてきています。
簡単に説明すると、LGBTの文化を讃えるイベント。
世界各国の都市で行われるこのパレードですが、なんとロンドンのプライド・パレードはヨーロッパの中でも1、2位を争うほど大規模なパレードなのだそう。
ということで参戦してきました。
パレードを楽しむ基本のき!!!
それは場所取りです。
私は今年のプライドロンドンが初めてでしたが、去年も参加したという友人Nと一緒に参加しました。
その友人曰はく、パレードで行進している人たちがお菓子とか色々配ってくれるんだけど、スタート地点に近い方が、みんな気前よくいろいろ投げてくれるよ!とのこと。
ということでスタート地点に近いオックスフォードサーカス近くの薬局Bootsの前で1時間前から場所取りをすることになりました。
因みに、この日は町全体がお祭り騒ぎ。
どのお店もレインボーカラーの旗(LGBTのシンボル)を掲げていて、とってもカラフル。
私もプライマークで購入したレインボーTシャツを着てパレードに向かいます。
途中通りかかった洋服屋さんの‘next‘というお店では、フェイスグリッターの特別ブースを店内に設けていたので、顔にグリッターを塗ってもらいました。
しかもこれが無料だったのです!
そして、パレード最前列に余裕で場所取りに成功し、パレード開始までしばし待ちます。
パレードが始まると、バイクに乗った過激な衣装のゲイとおぼしき方々が現れて、パレードの一行を先導していきます。
ド派手な衣装に身を包んで、自身に満ち溢れて行進していく人々の姿を見るのは、予想以上に楽しいものでした。
しかも音楽がガンガンで、パレード参加者はノリノリ。観覧者もノリノリ。
とってもフレンドリーで、レインボーカラーのクレヨンで観覧者たちの腕に落書きしてきたり、カメラを向ければパフォーマンスしてくれたり、、
「観てないで、君たちも参加しちゃえー」と誘ってくれる方もいました。
しかし、ここで1時間も場所取りをした一番の理由は、パレードで配られるおみやたち。
PRIDE LONDONに協賛している企業が、いろいろな物品をパレード参加者たちに提供しているのですが、例えば大手スーパーのTESCOはラムネやHARIBOのグミ等を配ってくれました。
ディズニーはスターウォーズやミッキーの缶バッチを配ってくれたり、、、、
(やっぱり海外の大きい会社は社会的イメージを気にしてか、それとも先進的なのか、しっかりとLGBTのパレードを協賛するんですね!!素晴らしい。他にもイギリスの中央銀行や通信会社など名だたる有名企業が協賛していました。)
リップクリームやコンドーム等、本当にいろんな物がたくさん配られましたが、中でも最も多かったのはレインボーグッズ。
レインボーの旗、レインボーのクレヨン、レインボーのサングラス、レインボーのリストバンドなどなど。
このプライドを盛り上げよう、見てる人にも参加意識を与えよう、という意向なのでしょう。
友人Nいはく、この青いおじさん去年もいたそう。
因みに、X-MENシリーズやロード・オブ・ザ・リングの有名イギリス人俳優のイアン・マッケランもこのパレードに参加していましたよ!!!
最初は配られた旗とお花を身に着けて、パレードを見ていただけでした。
パレードの行進が進むにつれてグッズがどんどん増えていき、、、、
サングラス、お花、頬のシール、リストバンドなど、、、PRIDEグッズで身を包むこととなりました。
※腕にレインボーの線がクレヨンで書かれているのがお分かりでしょうか? これ、腕を延ばすと、パレード参加者が書いてくれるんです。
これは最前列か2列目かでは全く出来上がりが違います。笑
パレード参加者たちとの触れ合いも楽しいので、来年以降参加される方は絶対最前列をとることをお勧めします!
といっても、このグッズはこの日しか身に着ける場面が無いのが残念です。
これを機にヨーロッパ各地のPRIDEに参戦しまくるのもいいかも。。なんて思ったり。
真面目に感想を言うと、ヨーロッパはLGBTに優しい国で素敵だなと思います。
日本ではゲイやレズであることを隠して生きている人はたくさんいると思います。
ロンドンに来たとき、ゲイやレズが多いなーと思いましたが、それは割合の問題ではなく、ロンドンがLGBTに優しい場所だからこそ、みんな隠さずに生きられるのだろうな。。と思うのです。
日本もいつかそうなることを願っていますが、まだまだ難しいかもしれません。
あと10年で東京のゲイ・パレードに日本銀行、JAL、ドコモなどが協賛する日が来るとは思えません。
やっぱりイギリスって先進的な国だ。
赤ちゃんも参戦。かわいい。