ロンドンの新しい当たり前 コロナウイルスの影響について
コロナウイルスの感染がイギリスにも広がって以来、一年前では予想もしていなかった光景が当たり前となりました。
今までヨーロッパでは、風邪や花粉症でもマスクを付けている人を見たことがありませんでした。
マスクを付けている人はとても珍しく、付けていると不思議な目で見られていました。
重い感染症を持ってるように見られる為、嫌な目で見られると聞いたこともありました。
また、マスクをつけていた友人は、通りすがりの人にIt looks ugly と言われたことがあると言っていました。
この国イギリスでは、それくらいマスクを付けている人は珍しいのです。そもそも売っているのも見たことがなかったし、探したこともなかった、、
それが今や、多くの人が普通にマスクをつけ、ゴム製の手袋をつけて、外を出歩くようになりました。
スーパーに行けば、マスクを付けている人の割合の方が多いです。
しかも、ロンドンの公共交通機関では、マスクの着用が義務となりました。
このやような看板が、駅のそこら中に置かれるようになったのです。
手の消毒液も、殆どの駅に置かれています。
ロックダウン以降、まだ、オーバーグラウンドという、地上を走る路線しか利用していませんが、利用した駅の入り口と出口付近に必ず置いてありました。
大きな駅にはトイレもありますが、トイレの利用も、人の流れが一方通行になるように整理され、列を整理するスタッフまでおりました。
(スタッフはマスクを顎まで下ろして、携帯をいじっていましたが、、)
ロックダウン以降、スーパーなどの食料品店の前には長い列ができるようになりました。
お店の中に入れる客の数に制限がある為です。
しかも、列に並ぶ人々も2mのソーシャルディスタンスを空けて並ばなくてはいけないため、人数は多くなくても、列は長くなってしまうのです。
夕方、Tescoというスーパーに並ぶ人々です。
スーパーのレジコーナーには、各レジコーナーの間と、お客さんと店員さんの間にアクリル板が設けられらようになりました。
今までこんな板は無かったのに、、
商品を置くところに板はありませんが、店員さんとお客さんは透明の板越しに会話をしております。
各々、2mのソーシャルディスタンスを取るようにという政府からの通達があった為、街はそこら中ソーシャルディスタンスを呼びかけるサインだらけです。
公園の入り口にも。
道にも。
駅にも。
様々なところで、感染拡大防止に向けての対応が見られます。
勿論、このルールを守っている人はとても少ないのですが、中にはこの2mの距離をとても大事にしている人がいるのも真実です。
歩いていて、前方から来る人とすれ違う際に、前方から来る方が大回りをして、私との距離を2m以上保ちながらすれ違おうとすることはよくあります。
また、すれ違う時に、深呼吸をして息を止めて私とすれ違おうとする人もいました。
2mの距離を空けずにすれ違いたくない為か、私とすれ違う前に道を渡ろうとし、道を渡り切るまで、その場で静止するように頼まれたこともありました。
今までこのような経験はなかったので、正直驚きを隠せません。
コロナ感染への恐怖からか、とても神経質になっている人が多いように感じます。
本当に一年前では全く予想していなかったことです。
ウイルスのワクチンが早くできて、一刻も早く元通りの生活が送れることを願うばかりです。
長くなりましたが、以上、ロンドンのロックダウン状況でした。