奇妙な大家との2人暮らし in London
ロンドンは春の陽気になって参りました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私は半年近く住んだゴルダーズグリーン(Golders Green )を離れ、2月からスイスコテージ(Swiss Cottage )というエリアに住み始めました。
略してスイコテ。
なぜ引っ越したかというと、、大きな理由は二つ。
一つ目、ちょっと中心から遠いということ。
最寄駅から職場の最寄駅まで、電車に乗っている時間自体は25分程なのですが、自宅最寄駅からさらに10分ほどバスに乗っていました。
バスを待つ時間、バスに乗っている時間、電車に乗っている時間、全てトータルすると1時間はかかる距離に住んでおりました。
バスを待つ時間や道路状況によって、目的地に何時頃着くか逆算しずらく、正直不便でした。
かといって最寄駅まで歩くのがキツイ距離だったので、一度たりとも最寄駅まで歩いたことはありませんでしたが、google mapによると徒歩35〜40分ほどの距離でした。
自転車でもあればなぁという距離ですね。これは。
バスは頻繁にくるのですが、帰るのが0時を回るとバスも少なく、20分近く待つことも。
11月から1月の寒い時期はこの10分、20分と待つ時間がかなりキツかったのです。
二つ目の理由としては、家賃が高いということ。このゾーン3で、かつ最寄駅からバスを使用しないと通えないという立地でこの金額は高いとずっと感じておりました。
実は私が住んでいたエリアのすぐ近くには、ビショップストリートというヨーロッパ一の高級住宅街がありました。
そのため、閑静な落ち着いたエリアで、家賃は平均的に高いエリアだったらしいのです。
たしかに落ち着いた雰囲気で、そこはかなり気に入っていました。
何はともあれ、1月中旬から本格的に家探しをはじめ、暇さえあれば物件をチェックしていました。
(この頃からブログがおざなりになりました。)
そして2〜3件ビューイングしましたが、どの家も決め手に欠けていました。
そんなある日、私が好きなジュビリーライン(jubilee line)沿いのスイコテに空き情報を発見。
スイコテはゾーン2で、アジア人には住みよい静かなエリアです。
家賃も前の家と同じですが、立地が良くなるので、これは良いかも!と思い、早速その日のうちにコンタクトを入れ、次の日に内見。
同日、他に内見に来ていた方が自分の他に2名いると聞いていた為、焦っておりました。内見してその場で即決しないと他の人に取られる!
そう思い、デポジット用の現金を用意し、内見し、(今思えば冷静さをかなり欠いていたのですが)即決してしまいました。
どのような物件か簡単に説明すると、以下のような物件です。
閑静な住宅街に立つ5階建てアパートの一つの物件を大家さん(男性、推定年齢70歳)と2人でシェア。
リビング、キッチン、バスルームはシェアです。
大家さんは男ですが、水場は綺麗だったので、男でも、この人となら共同生活できるだろうと判断しました。
男ですが、おじいちゃんだし、猫も飼っているし、きっと良い人だろうと思ったのです。
最寄駅は、サウスハムステッドまで徒歩5分、スイスコテージまで徒歩10分、中心に出るバスが止まるバス停も近く立地は良いです。
部屋は前より広く、2人でシェアの為、殆ど好きな時間にお風呂にも入れ、湯船にお湯を溜めることもしやすくなりました。
しかし、この大家がくせ者だったのです。
続く。