奇妙な大家との2人暮らしin London part 2
一つ前の記事の続きです。
2月から一緒に住みはじめた大家さんの奇妙な言動について書いていきます。
先ず、彼はヨルダン人でバツ2です。
かなり昔からロンドンに住んでいるようで、離婚した前の前の奥さんはイギリス人女性だったからか、もうイギリスの市民権を得ています。
2人目の奥さんはポーランド人で、彼女との間に2人のお子さんが居ます。
見た目は70歳くらい、太っていて、背は160センチほど。
2月1日から部屋を借りましたが、実際に引っ越しが完了し、しっかりと住みはじめたのは2月3日からでした。
今の大家さんは車を持っているため、引っ越し時に車を出してくれ、荷物を運び出すのも手伝ってくれ、引っ越しはあっという間に終わり、お金もかからずに完了しました。
引っ越し作業を完了したその日にはカフェに立ち寄り、お昼ご飯もご馳走してくれ、とても親切な人だなという印象。
ただ、民族間の紛争の話やアメリカの悪口などが多く、よく言えば政治への関心が強い人で、話をずっと聞いているのは結構大変なのです。笑
そして2月5日(住みはじめて3日目)、仕事から帰るとデリバリーで夕食を用意してくれて、共にレバノン料理を家で食べました。
なんて親切なのでしょう。
夕飯代もかからないし、とても経済的で良い人のもとに引っ越して来たな、、と思っておりました。
会話の中で、
大家さん「ロンドンは好き?」と訪ねてきました。
私「ロンドン大好き、もっと長く住みたいなー」と返答。
大家さん「僕と結婚したら、君にイギリスのパスポートを与えてあげられるよ」
大家さん「前の奥さんはポーランド人で、僕と結婚したから彼女はイギリスの市民権を得たんだ」と。
内心、思いました。
日本のパスポートは信頼度も高く、多くの国にビザ無しで入れる最強パスポートなのに、なぜイギリスのパスポートを自慢してくるのだろうかと。
それはさておき、冗談にしては気持ち悪い。
大家さん「明日は何時に帰ってくる?明日も一緒に夕飯を食べよう。夕飯を君のために作るよ」と。
私「実は明日は私の誕生日で、友人と夕飯を食べてから帰るから遅くなる」と言いました。
実際に翌日は私の誕生日で、この日は会社の同僚たちと、外食してから23時頃帰りました。
家に着き、自分の部屋に入ると、
百合の花束、フェレロのチョコ、シャンパンがベッドの上に置いてありました。
大家「ハッピーバースデー!!」
私「ワーオ」
基本的に人を信頼したいのですが、勝手に部屋に入られて、布団を整えられて、その上にプレゼントを置かれていたのには驚きを隠せませんでした。
因みに部屋には机があります。
ベッドの上ではなく、せめて机の上に置いて欲しかった、、、、。
引っ越して来て4日目の出来事とは思えない。
この日から、外出する際はかならず部屋に鍵をかけるようになりました。笑
因みに大家さんはヨルダン人で、イスラム教徒。
信心深い方はお酒は飲みませ
ん。買うこともしません。しかし彼いはく、「信仰は心の中にある」ということで、彼はお酒も飲みます。
私が引っ越して来た時も、プロセッコのボトルをあけてくれたり、かなりモダンというかカジュアルなイスラム教徒なのです。
まだまだ続きます。