イギリス ワーホリ滞在記

イギリス YMS ビザの申請に当選しました。2018年9月からイギリスに住み始めました。出発までの準備とイギリス生活を日記のように綴っていきたいと思います。今後同じような境遇の方の参考になればとも思っています。

私のバイト先を紹介します。

私のバイト先を紹介します💁

 

他の記事にも書いている通り、平日はオフィスで働き、土日は日本食レストランで働く日々を送っております。

 

この日本食レストランでのバイトがめちゃめちゃ楽しいので、少しずつ紹介していきますね。

 

 

 

 

<レストランについての説明>

 

このレストランはイギリス市内の中心にあり、観光客や地元の人で賑わう場所から一本通りに入った所にあります。

 


東京でいうと、表参道の雰囲気的に近いかな?って個人的には思っています。(渋谷みたいに人で賑わってるけど渋谷ではないし、ハイソな雰囲気はあるけど銀座ほどではないという観点から、、)

 

値段設定は若干高めですが、ロンドンの日本食レストランの中だったらまだリーズナブルな方だと思います。

 

そしてこのレストランでは賄いご飯(STAFF MEAL)が出ます!!

 

ランチから働くなら、ランチ営業スタート前に皆で朝ごはんを食べます。(といっても時間は11時頃から食べるので、何故に朝ごはんと呼ぶのかちょっと不思議です。)

 


前の日に余ったご飯をチャーハンにしたものが出てきたり、パスタが出てきたり、献立も朝食と呼ぶには重たい。

 

 

けどシリアルの日もありまーす。笑

手抜き。

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ディナーで働く時は17時頃から賄いを食べます。

 

チキンカレー、わかめスープ、鶏皮揚げ、サラダ、牛肉のスープ、フライドチキン、パスタなどなど

 

日本食レストランとは言えども献立は様々です。



夜の方が手の込んだものが出てきますが、当たりと外れがあります。

 


とある日の賄い夕飯。

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フライドチキンが一個しか余っていなくてしょんぼりしていたら、キッチンの人がエビ天を揚げてくれました。ラッキー!

 

 

てな感じで、ランチからディナーまで働くと二食付きで一日全くお金を使いません。


時給は £8/h +チップ

(オーダーが完璧に取れるようになったら、時給アップを交渉したいなって思ってます笑)

 

 

 

 

 

 

<スタッフをおおまかに紹介>

 

職場の人たちはキッチン、フロアを併せて全部で40人くらい。

 

 ディナーのシフトはフロア7人くらい、キッチン7人くらいの計14人前後でまわしていることが多いと思います。

 

スタッフ全体の国籍の比率は正確には分かりませんが、2割は日本人、8割は外国人といったところでしょうか。

 

ここのバイトの面接をしてくれたのはイギリス人でした。


仕事を初めに説明してくれたのはフランス人でした。

 

他にも中国人、韓国人、ポーランド人、リトアニア人、ベルギー人、タイ人、イタリア人などなど多国籍な職場です。

 

因みに、訪れるお客さんの国籍は、1割は日本人、9割は外国人と思います。

 

この店で働いたり、ふだん生活をしていて分かったことは、ロンドンの人口は、イギリス人は半分くらいで残りは外国の方です。


ヨーロッパ諸国の方や中東系の方がすごく多いんです。 

 

おそらく、イギリスの他の街(スコットランドの方とか?)はもっと違う比率かもしれませんが、ロンドンは色んな国籍がミックスされまくってます。

 

職場での共通語は当たり前ながら全て英語


すごくいい環境です。

 

フロアに日本人スタッフがいると日本語で仕事を教えてくれたり、日本ではpolite (丁寧)なやり方も、このレストランでは気にしなくていい点とか教えてくれるし、心強いです。

 


日本人スタッフが居ない時ももちろんありますが、他のスタッフも皆優しいし、私の残念な英語をちゃんと聞いてくれるし、とても楽しい職場です。

 

 

 

 

 

<仕事内容を紹介>

 

初めはおしぼり、ドリンク、そして食事を運ぶところからスタート。

 

そして空いたお皿を下げたり、テーブルのセッティングをするのが仕事でした。


徐々にお会計をするようになったり、オーダーを取るようになりました。

 

英語は完璧ではありませんが、ここで働くにあたって、私には2つの強みがありました!

 

1.飲食店でのバイト経験あり。

 

2.料理名をすぐ覚えられる

 

料理名については、見たままを言えばいいのです。

 

鳥唐揚げ、揚げ出し豆腐、天ぷら盛り合わせ、刺身セット、さば塩焼き、鮭照り焼き、チキン照り焼き、カルフォルニアロール、、、

 

メニューを見ずとも、一度料理を見て名前を聞けば覚えられます。

 

同時期にバイトを始めたイギリス人スタッフや中国人のスタッフよりも、メニュー名を覚えるのは私の方が早かったです。


 

 

ただ困難なことが1つ。

 

 

 

 

 

 

寿司、刺身の種類をなかなか英語で紹介できなかったのです!(今はできるんですけど、最初は苦労しました)

 

 

 

何故なら魚の種類が多すぎる。笑

 



私が知っていたのは、サーモン、ツナ(まぐろ)、オクトパス(たこ)ぐらいでした。

 



しかし、刺身盛り合わせを提供するときは下記のネタをお客様に説明しなくてはいけなかったのです。

 


タイ sea bream 

スズキ  sea bass 

アブラボウズ  butter fish

ホッキ貝  surf clam 

ハマチ  yeallow tale 

甘エビ  sweet prawn 

イクラ  salmon roe 

 さば  mackerel

うなぎ  eel 

ホタテ  scallop 

イカ squid

アジ horse mackerel

 

各々を覚えるところまではいいんだけど、どうもsea bass とsea breamがごっちゃになったり、見た目でスズキとタイが分からなかったりと苦労しました。

 


適当に対応してしまい、「5 kind of Sashimi !!!」(刺身5種盛り合わせです!!!)


とか言って説明を省いたこともあります。笑

 

最近はちゃんと説明していますよ。

 

 

 



<働き始めて驚きだったこと>

 

まず①  クレームをめっちゃ言う。

 

自分で頼んどいて、「思ってた物と違う!」とか普通に言ってきます。

 


スタッフ側もそれをよく分かっているので、オーダーを取るときに料理の説明や、確認を行っています。



メニューはローマ字表記でだいたい日本語の料理名そのままです。


Saba Shioyaki (鯖塩焼き)的な感じで。


でも英語でも簡単な説明は載っているのです。

 

他にも、提供が遅かったからサービスチャージを金額から除いてくれ。とか。

 

クレームとは違うけど、お通しで出した煮物を食べて、「嫌いだから下げてくれ〜」って笑いながら小鉢を渡してきたり、、。笑


 

日本人だったらここまでハッキリと言えないだろうし、不満でもサービスチャージも払ってしまいそうなところ。

 

 

 

その② 感謝の言葉もストレート

 

クレームと同じで不満があればハッキリと言うし、感謝する時もハッキリと言ってくれます。


 

Thank you very much. をほぼ必ず目を見てハッキリと言ってくれます。



しっかりと相手の顔を見て言ってくれるので大変に照れます。


 

Your welcomeって返すのが正しいのかも悩みました。

 



日本でお客さんとして飲食店に入り、料理を提供してもらった際に「ありがとうございまーす」と言うことはあるけど、店側から「どういたしまして」って言われませんよね?!

 

 

しかし、イギリスは違います。


普通にyour welcomeを使って返しても自然なんです👍

 


なかなか慣れなかったので、thank youを言われてから若干の間が空いていましたが、今はyour welcome を言いまくってます。

 


最近ではthank you に被せる勢いでyour welcome を言う準備を頭の中でしています。

 

 

 

その③ けっこう皆箸使うの上手。

 

ナイフやフォークを頼んできたり、すっごく短く箸を持って使っている人もいます。

 

天ぷらを手で摘んで食べたりしてる人もいます。(マックのチキンナゲットを食べてる感覚なんだろうか、、)

 


でもそれは少数派で、けっこう皆しっかり箸を使えているのです。

 

日本人でもたまに箸の持ち方がおかしい人がいることを思うと、すごいことだなーって感心しております。

 

 

その④ 独自に進化した日本料理

 

日本食レストランに欠かせないのは先ず寿司!


握りや巻き物です。

 

このレストランの握りは日本で食べるものとあまり変わらずシンプルに素材を楽しむ美味しいお寿司です。

 


しかし問題は巻物。


 

明らかに日本とは違い、見た目は派手で、海苔で巻いて仕上げるのではなく、海苔が内側にきて、側面はゴマをまぶしたり、トビコをまぶしたり、とにかく見た目が派手です。


ちょっとうちの店のじゃないですが、似た感じのものを探してきました。こんな感じ。

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そしてやたらとアボカドを一緒に巻いたり、スパイシーソースを使います。


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これも似た画像を探してきました。



こっちの人の舌や感覚に合わせるとこうやって進化していくんですね。(あまり進化という言葉は使いたくないけど)

 

因みに私が働いてるレストランは姉妹店があり、たまにそちらへヘルプに行くこともあります。


先日ヘルプで行ったのは寿司バー

目の前で板前さんが作ってお寿司を提供しておりました。

板前さんに日本人は1人もおらず、みーーんな外国人!!

 

寿司も私のこれまでの概念を覆すような華やかな寿司たち。


モダンな寿司なのです。


 とにかく派手で、見た目から楽しい。

 

見た目やバリエーションについては、ロンドンの方が日本の巻き物よりも楽しめると個人的には思います。



味は私たちが思ってる寿司からは外れますが、美味しいです。


 

日本の寿司はすごくシンプルです。


それが一番だと思うし、素材を楽しむ方法だと思いますが、こちらは素材というより、もっと食事を楽しもう!という感覚なのかな。 


興味深い違いです。

 

 

 

<仕事後の楽しみを紹介>

 

すごい売り上げが上がった日なんかは、こんな感じで閉店後にスタッフ皆で打ち上げをします。


夜中の24時から。笑

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私は土日しか働いていないのですが、土曜の夜はスーパー忙しい。


つまり土曜の夜は毎週こんな感じで打ち上げているわけです。笑

 

 

 

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一晩で約150万の売り上げを上げたことがありました。

 

 

余った刺身とか出して、封が開いてる期限の迫ったお酒なんかを飲んだりして毎週仕事終わりに飲んでるんですね。


もちろんマネージャーも一緒に👍

 

こういう機会が仕事への士気を高めるし、スタッフ間のコミュニケーションにもいいし、すっごい良い習慣だなって思ってます!

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今は週末も毎日働いて忙しいし疲れるのですが、土日に遊ぶ友達もわずかですし、予定が入っている方が充実感があるのでまだまだ続けたいと思います!